天鵞絨物語

天鵞絨物語 (新潮文庫)
・ 天鵞絨物語 (新潮文庫) 林 真理子(著)

■ストーリー:裕福な家庭で育ち、初恋の相手泰治と婚約した品子は幸せの絶頂にあった。だが結婚後も夫の心は気高く美しい大使令嬢の真津子に向いていた。妻にも祝福される恋をしたい。そんな泰治の理不尽な求めにも素直に従い、品子はひたむきに愛を貫く―。昭和初期の華やかな上流社会を舞台に、男性に翻弄されつつも、逞しく成長する一人の女性の生き様を描いた長編小説。

■感想:恋愛って、信じられないほど盲目になったりするんだなぁ~と思った作品。ドロドロ系の恋愛小説ですが、主人公が温室育ちのお坊ちゃま&お嬢ちゃまなのでブリュジョワ系だからか?なんか、「ばっかじゃねぇ~?」と呆れちゃった部分もあり。いくらなんでも夫の態度は身勝手極まりないし、それに従っちゃう品子もアホだし・・・。その後の行動もみんな身勝手だし・・・。まぁ、恋愛って周りが色々言っても、本人が何を求めているかが一番重要であって、周りには理解できない分野なんだろうな。アタイは、こんな恋愛できねぇ~。無理ッス!でも主人公の品子は「風と共に去りぬ」の「スカーレット・オハラ」のイメージとどことなく重なる。逞しくて強い女性。
林真理子さんの時代小説はどれも時代の風景や息づかいをそのまま持ち込んだ感じの作品が多く、そのままタイムスリップしたような、当時の様子が目に浮かぶところが好きです。丹念に調査されているんでしょうね。
(2008年-9冊目/★★★☆☆)

by 110 | 2008.4.27 | Category: Book | コメント (0)
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